「RePERO」の利用者からの評判は上々だ。ワークショップで練り上げた人間中心設計も成功し、アプリ利用者からは「シンプルなインタフェースで継続して使いやすい」という声が届いている。導入した企業からは、顧客とのコミュニケーションが活性化し、今では自身の健康管理や生活改善に積極的に取り組む従業員も増えたという声が寄せられている。
「RePERO」がユーザーからも好評なのは、エムティーアイがライオンのニーズを丁寧にヒアリングし、”共創”の体制を取りながら開発を進めたからこそ。石田氏は、アプリの開発を終えて運用段階に入った現在も、エムティーアイをパートナーとしたのは正しかったと確信している。なぜなら、利用者認証や管理の部分でも、エムティーアイの知見が生かされているからだ。
「『RePERO』の利用には専用IDを必要としますが、起動画面でのID認証のセキュリティレベルについてもエムティーアイさんのアドバイスを参考にしました。エムティーアイさんは簡易的なセキュリティのアプリから、金融業界向けの高いセキュリティ基準を求められるアプリまで幅広くご対応されています。今回の開発では当初からアプリの目的や用途に合わせてセキュリティ検討し、過不足ない仕様を設定できました。これが現在の運用効率化につながっていると思います」(石田氏)
また、事業として継続するにはアプリのアップデートや利用者への利用継続の施策も欠かせない。尾本氏は以下のように語った。
「今後も利用者へのアンケートやインタビューから改善点を抽出し、より多くの方がお口の健康に興味を持つきっかけとなるアプリになるようにブラッシュアップしていきたいです。今回の開発ではエムティーアイさんのご支援もあり、利用者にとって気軽に使いやすいアプリに仕上がったと思います。『RePERO』が狙い通り、口臭不安の低減やコミュニケーションの活性化につながり、積極的に口腔ケアに取り組む行動変容を促すポテンシャルを持っていることも確認できました。今後も顧客からの反響をもとに、より良いサービスにブラッシュアップしていきたいと思います。デジタル関連技術の進歩は非常に早く、私たちだけではついていけません。顧客のニーズにいち早くこたえるために、これからもエムティーアイさんのような専門家との連携が必要と感じています」
※本稿は、キーマンズネットからの転載記事です。(掲載日時:2020年9月15日)